PLCの開発 その02 ユースケース図で分析

前回、欲しい機能がリストアップしたので、アクター(人、PLC、設定ファイル)を中心にユースケース(システムで実装すべき機能)を洗い出しためにユースケース図を書いて分析しました。

まず、「人」はシステム(枠の中)の1機能であるログインとログアウトを実行します。そして、発言を行い、相手の発言や自分の発言を見ます。要求であった送信先の指定を実現するために、誰に対してメッセージを送るかを指定するために参加者リストを見れるようにします。設定も利用することができます。

「人」によって行われた処理はシステムが取り扱います。例えば、ログイン、ログアウトの機能は、入退出入力の操作を行う機能の一つであり、入退出入力はシステム外の「PLC」に情報を送ったり呼び出したりします。
発言、見る、参加者リストを見るは、「PLC」に情報を保存したり、「PLC」の情報を収集したりする機能によって実現されます。発言という機能と保存という機能は別物なので、発言を拡張した機能としてextend(拡張)としました。
設定は情報を「設定ファイル」に保存したり、システム自身に反映させる機能を使います。しかし、設定の機能に依存した機能が保存と反映と考えるなら矢印の方向は逆かもしれませんね。名前が被っていたり、名詞や動詞が混ざっているのは、気持ち悪い(曖昧…)ので、きっちり分析できていないのかもしれません。これからUMLを色々書いていきますので、仕様が明確になるにつれて気づくことがあると思いますので、その時は修正してきましょう。


次回は、機能が分かったのでシーケンス図を各自書いてレビューします。しっかりとしたオブジェクトが定義されたわけではないので、設計というよりは必要なオブジェクトを導出する為の分析になるかもしれません。

それでは。



なお、参考サイトは- UML超入門です。
UMLの図はJUDE/Communityというソフト(Free)を利用させていただいています。